庭の外構工事を業者に依頼するベストなタイミングについて解説!
近年の巣ごもり需要の高まりにつき、家のリフォームや外構工事の需要も高まっています。とはいえ、外構工事に詳しくない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、外構工事を行う手順やベストなタイミング、確認しておくべきポイントまで詳しくご紹介していきます。ぜひ最後までご一読ください。
庭の外構工事を行うまでの具体的な手順
外構工事をしようと思ったときに気になるのが、具体的な手順です。手順が分かっていると工事が終わるまでのイメージもしやすく、スムーズな手続きができるようになります。ここでは庭の外構工事を行うまでの手順を見ていきましょう。
外構業者への依頼・調査
まずは外構業者を調べ、依頼をするところから始まります。このとき、庭の理想像や庭で困っている問題について業者からヒアリングされますが、この時点でははっきりと決まっていなくても大丈夫です。次に依頼を受けた業者が庭に来るので、そこで現地調査を行います。
このときにはどのような庭にしたいのか、どんな問題を解決したいのかイメージを伝えられるとよいでしょう。業者が庭の広さや外壁の高さなどを測ったうえで、1度調査結果を会社に持ち帰り、プランを考えてくれるのが一般的です。
工事の打ち合わせ・契約
調査結果をもとに、業者とどんな工事を行うかの打ち合わせを行います。工事完了後に後悔しないように、あなたの思い描く庭のイメージと、業者が提案する庭のイメージをしっかりすり合わせましょう。打ち合わせを3回ほど行い、業者から納得のいく提案を受けられたら契約へと進みます。依頼からここまで、約1か月かかると考えておいてください。
工事の着工・引き渡し
契約してから工事の着工までは、業者側でも人員手配やスケジュール作成などの準備期間が必要となります。さらに1か月ほど期間を置いてから工事がスタートすると考えておきましょう。工事期間は庭の規模などによりますが、約2週間~1か月かかります。工事が完了したら、いよいよ新しい庭での生活が始まります。
庭の外構工事を依頼するベストタイミングは10月~1月
業者への依頼~引き渡しまでは約3か月かかるということをここまでで解説してきました。続いては、庭の外構工事の依頼は10月~1月に行うのがベストであることについて、理由も合わせて解説していきます。
外構業者の繁忙期を避けられる
外構工事を頼むのであれば、打ち合わせや工事の期間は短くおさえたいもの。しかし2月頃~夏にかけては新生活や大型連休に合わせて外構工事を検討する方が多く、予約が取れなかったり工期が延びてしまったりするのです。工事の完了時期の見通しが立てづらくなるため、特にこだわりがなければ、外構工事の依頼は外構業者のスケジュールに余裕のある10月~1月に行うのがよいでしょう。
料金を抑えられる場合がある
1つ目の理由で述べたように、10月~1月というのは外構業者にとって繁忙期前後の閑散期にあたります。不動産屋が閑散期に家賃を下げてでも住居人を募るのと同じように、この時期は外構業者側も多くのお客さんから依頼を受けたい時期なのです。そのため、多少の値引き交渉であれば応じてもらえる場合があります。
また10月~1月は夏のように家の周りに雑草が生い茂るようなこともないため、工事の作業が楽になる分、費用が安くなる可能性があります。
外構工事の依頼前に確認しておくべきポイント
庭の外構工事の手順と狙うべきタイミングをご紹介したところで、最後に工事の依頼前に確認しておくべきポイントを解説します。ポイントを押さえることで工事がスムーズに進むだけでなく、予期せぬトラブルに巻きこまれるのを防ぐこともできるので、しっかり確認しましょう。
家を建てた業者に依頼しなくてもOK
外構工事は、自分で好きな業者を選んで依頼することができます。家を建てる際に契約した業者でなくても問題ないのです。大手ハウスメーカーは下請け業者に工事を任せるケースも多く、仲介料がかかるため料金が割高になることが多いので注意しましょう。費用を抑えながら質の高い工事を行うのであれば、自分で外構の専門業者を探すとよいでしょう。
時間帯や天候の変化を考慮する
現場を見ながら業者と打合せを行うのは、1日のうちのほんのわずかな時間です。しかし生活は朝から晩まで、また雨の日や雪の日も続くものです。こういった天候や時間帯の変化を考慮しないと、時間帯によって予想以上に日当たりが悪くなったり、水はけの悪い庭ができあがってしまったりする可能性もあります。さまざまな時間帯や天候でも快適に暮らせる環境を作れるように、十分に注意しましょう。
ライフスタイルの変化を考慮する
生活を続けるうちに、ライフスタイルも変化することを考慮して外構工事を行いましょう。将来のライフスタイルを考慮していないと、自転車や車を買った際に停めるスペースがなかったり、水道やコンセントの位置が悪く趣味を楽しむのに苦労したりします。自分のライフスタイルが変わっても、柔軟に対応できるように外構を整えましょう。
まとめ
室内のリフォームよりも、家の外構工事は後回しにされてしまいがちなもの。その分知識や予習が十分でない場合も多く、思わぬトラブルに遭う方も少なくありません。後悔しないためには、事前にどんな外構にしたいかをイメージし、気になる点は担当業者と納得いくまで相談を重ねることが大事です。自分の生活をもっと素敵なものにするために、参考にしてみてくださいね。