外構工事の業者依頼から施工終了までの流れをステップごとに詳しく解説!

公開日:2023/02/15  最終更新日:2023/03/06


外構は、家全体の印象や住みやすさを決める重要な要素のため、外構工事を検討している方は多いのではないでしょうか。しかし、外構工事を依頼するにしても業者への依頼方法がわからなかったり、どういう流れで進んでいくのかわからなかったりすることもあるでしょう。そこで今回は、エクステリアとの違いや外構工事の具体的な流れを解説します。

そもそも「外構工事」とは?

外構工事とは、建物の外に構造物を設置する工事のことです。たとえば、ガレージやカーポート、門、フェンス、アプローチ、物置など、建物の外に造ったり設置したりするものが外構になります。外構は、住宅と外構をトータルで見たときの印象や、使い勝手のよさが決まる重要な要素といえるでしょう。その他にも、外部からの視線をさえぎりプライベート空間を作れたり、防犯性を高めたりという効果もあります。

外構とエクステリアは何が違う?

外構とエクステリアは同じような意味合いで使われることが多いです。

ただし、外構はガレージやカーポートなどの構造物を指し、エクステリアは構造物を含めた家まわりの外部空間を指します。

エクステリアは、インテリアと対照的な言葉として用いられます。インテリアとは、壁や床、天井のカラーや素材だけでなく、家具や照明など、その部屋の空間全体を指す言葉です。それと同じように、エクステリアもフェンスのカラーやアプローチのデザイン、ガレージの大きさなど、外構を含めた空間全体の意味であるといえます。

外構工事の具体的な流れ

外構工事を検討している人は、外構工事の流れを覚えておくとよいでしょう。ここでは、外構工事の具体的な流れを解説します。

注文住宅購入時に住宅メーカーや工務店に依頼する場合

・エクステリアプランと見積書の依頼

住宅の設計を含めて、住宅メーカーや工務店とイメージしている外構のすり合わせをして、エクステリアプランと見積書の依頼をします。

・詳細打ち合わせ

エクステリアプランを確認し、イメージと違う部分があれば修正してもらいましょう。ここで大事なポイントは、外から住宅と外構をトータルで見た景観や、毎日出入りする空間、住宅の中から見たエクステリアの景観など、具体的なイメージをふくらませることです。また、見積書で予算内に収まっていることも確認しましょう。

・エクステリアを決め外構工事契約

住宅メーカーや工務店から提案されたエクステリアプランと見積額に納得できたら、外構工事の契約へと進みます。外構工事の契約は、住宅の契約と別の場合があるので、事前の打ち合わせで確認する必要があります。

・着工~引渡し

契約後、いよいよ住宅と外構工事の着工です。外構工事は基本的に、住宅完成後に行われます。完成したら、依頼したプラン通りに施工されているか、営業担当や施工業者とひとつひとつ確認していきましょう。もし、プランと違う点があった場合は、月日が経ってからでは難しくなるので、その場で伝えて補修などの依頼をします。すべて問題なかったら引渡して完了です。

外構専門業者に依頼する場合

・外構専門業者の選定

住宅の設計が決まったら、外構について相談したい外構専門業者を複数選定して問い合わせます。外構専門業者を探す方法は、住宅の建築を依頼する工務店に紹介してもらう、インターネットで検索する、エクステリア設備メーカーのショールームで紹介してもらうなどがあります。外構専門業者に依頼する場合は、探す手間と時間がかかりますが、エクステリアのプロからアドバイスをしてもらえるという点は大きなメリットです。

・現地調査・打ち合わせ

住宅の基礎工事が始まったら、業者と現地調査をして打ち合わせを行います。ここで、どのようなエクステリアにしたいか、具体的なイメージを伝えることが必要です。

・外構プランと見積書の依頼

業者に外構プランと見積書を依頼して、受け取ったら内容の確認後にイメージと違う部分があれば変更してもらいましょう。複数の業者に外構プランと見積書を依頼すると、プラン内容や見積額の比較ができますが、その分依頼する業者の決定まで時間がかかります。

・外構専門業者と契約

複数の外構専門業者の中から、もっとも自分に合っている外構専門業者を決めて契約します。

・着工~引渡し

契約後に着工となりますが、基本的に外構工事の着工は住宅が完成してから行います。ただし、施工期間が短い場合は、住宅工事と外構工事を同時に行うこともありますが、両方の工事が円滑に進むようにスケジュールを調整しなければなりません。そのため、施工状況の共有をすることが重要です。完成後は、プラン通りに施工されているか業者と確認し、問題なければ引渡して完了です。

まとめ

外構工事とは、建物の外にガレージやフェンスなどの構造物を設置する工事のことです。外構とエクステリアの違いは、外構は構造物そのものを指し、エクステリアは構造物を含めた外部空間を指します。

外構工事の具体的な流れは、注文住宅購入時に住宅メーカーや工務店に依頼する場合、エクステリアプランと見積書の依頼をし、詳細の打ち合わせ。その後、エクステリアを決め外構工事契約をします。契約したら着工開始となり、完成後確認して引渡しです。外構専門業者に依頼する場合は、外構専門業者の選定をし、現地調査と打ち合わせを行います。

その後、複数の業者に外構プランと見積書の依頼をしたら、自分にもっとも合っている業者と契約します。契約後、着工して完成したら確認して問題なければ引渡して完了です。

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