外構工事にかかる費用を安く抑えるテクニックについて解説!

公開日:2023/01/15  最終更新日:2022/12/21

新築で注文住宅を建てる際に、内装はもちろん門扉などの外装もこだわりたいと考えている人も少なくありません。しかし、外構工事を検討している人のなかには「工事の相場がわからない」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、外構工事にかかる費用を安くするテクニックについてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

外構工事にかかる費用の目安

外構工事の費用は、工事箇所によって異なります。工事の依頼をする際には、それぞれの外構の相場観を持っておくことが重要です。ここでは、外構工事にかかる費用を工事箇所別に詳しく紹介します。

門扉

門扉を設置する際にかかる費用は、10万円~40万円が相場です。門扉の価格、デザイン性と素材によって大きく異なります。「とにかく安く門扉を設置したい」という方は、10万円程度で設置できますが「素材もデザインもこだわりたい」という方の費用は、40万円以上かかってしまう可能性もあります。

フェンス

フェンスを設置する際にかかる費用は、30万円~100万円が相場です。フェンスの価格を決定する大きい要素が、フェンスの素材と設置する範囲です。外構の一部分にだけフェンスを設置するより、家の周りを囲むようなフェンスの方が素材費も設置範囲も広いため、費用は高くなります。

駐車場

駐車場を設置する際にかかる費用の相場は、コンクリート駐車場が15万円か~30万円、アスファルト駐車場が10万円~15万円、砂利駐車場が5万円~10万円です。使用する素材によって価格が大幅に変わりますが、安いから悪いというわけではありません。コンクリート駐車場は耐久性に優れメンテナンスが簡単であったり、アスファルト駐車場は水はけがよく駐車音が静かであったり、砂利駐車場駐車をするときに音がするので防犯に優れていたりします。駐車場工事を依頼するときには、予算と駐車場の種類を明確にしてから依頼しましょう。

外構工事にかかる費用を安く抑えるテクニック

それでは、なにかと費用がかさんでしまう外構工事の費用を安く抑える方法について、ご紹介します。「門扉をおしゃれにしたい」「家全体をフェンスで囲みたい」など理想を叶えつつ、費用も抑えられるように、ここで紹介する方法はチェックしておいてください。

3つ以上の業者から見積もりをしてもらう

外構工事を依頼する業者は慎重に選びましょう。外構工事の費用は、工事業者によってかなりのバラつきがあります。「A社は10万円といっていたがB社は30万円といっていた」ということも少なくありません。最近では、一括見積もりサイトも充実しているので、見積もりをする際は利用することをおすすめします。

安い素材を使用する

前述のとおり、駐車場やフェンスなどに使用する素材によって、価格は変わります。駐車場の素材をコンクリートからアスファルトにするだけでも、工事はかなり安くなります。一部分だけをコンクリート、それ以外を別の素材にすることでも節約が可能です。高い素材を使用する面積を最小限にすることで、工事費を抑えることができるでしょう。

外構工事業社に直接依頼する

余計な費用をできるだけカットしたいのであれば、外構工事業社に直接依頼することをおすすめします。その理由は、ハウスメーカーを通すと手数料や紹介料など、本来工事とは関係のない費用も発生してしまうからです。大手のハウスメーカーなので工事はスムーズに完了しますが、費用は高くなるケースがあるということは知っておきましょう。

自分にとって必要な工事だけを行う

外構をこだわろうと思えば、どれだけでもこだわることができます。しかし、費用を抑えるには自分にとって本当に必要な工事なのかを見極めることも重要です。「フェンスの設置は家全体ではなく一部分のみにする」「門扉の設置はせずに支柱だけでもいいかな」など不必要な工事は避けるようにしましょう。

安さだけで外構工事業者を選ぶのはNG!

ここまで費用を安くするポイントについて話しましたが、費用の安さだけで業者を選んではいけません。ここでは、業者選びに際しての費用以外の注意すべきポイントについて、ご紹介します。

これまでの施工実績

過去の施工実績は、その業者のホームページに載っていることが多いので、必ず確認しましょう。実績の多さは、そのまま工事のクオリティや信頼にもつながってきます。

また、業者には得意不得意があります。駐車場を施工した実績は豊富だが、フェンスを施工した実績は少ないというようなこともあるので、依頼する業者が自分の目的に合っているかもチェックしてください。

アフターフォローはしっかりしているか

アフターフォローの有無は確認必須です。アフターフォローがない場合、万が一、施工後にトラブルが起きた際に対応してくれません。施工に失敗し、再度別の業者に依頼することになればさらに費用がかかってしまうので、アフターフォローがあるかないかは確認しましょう。

見積もりに詳細な金額の記載があるか

見積書に詳細な値段が書かれてる業者は、優良企業である可能性が高いです。反対に、見積書に「諸経費」や「工事一式」などでまとめて書かれている場合は注意が必要です。

まとめ

今回は、外構工事の費用を安く抑えるテクニックについてご紹介しました。費用を抑えるための行動を大雑把にまとめると「素材を安価なものにする」「施工する箇所を最小限にする」ことだといえます。そのうえで信頼できる業者を見つけることができれば、納得のいく外構工事ができるでしょう。費用の安さだけでなく、外構工事業社を選ぶ際には、今回紹介したことに注意して依頼するようにしてください。

おすすめ関連記事

サイト内検索

【NEW】新着情報

住宅建築は決めなくてはいけないこともたくさんありますが、夢がふくらみ楽しい時間ともいえます。また、今住んでいる住宅の外構を新たに工事するということもあるでしょう。ですが、外構工事がどのくらい
続きを読む
家を建てるときは、建物を建てるだけではなく、フェンスや玄関に門をつけることがあるでしょう。安全性や外観をよくするためにつけるこれらのことを外構といいます。庭の部分も合わせて外構と呼んだり、庭
続きを読む
外構工事はエクステリア工事とも呼ばれ、建物の外観や使い勝手を大きく左右する重要な工事です。そのため、設計・施工には専門的な知識と技術が求められます。それ以外にも、地域ごとの条例や法律に従って
続きを読む