外構工事にはどのくらいの期間がかかる？工期の目安を予め知っておこう！

住宅建築は決めなくてはいけないこともたくさんありますが、夢がふくらみ楽しい時間ともいえます。また、今住んでいる住宅の外構を新たに工事するということもあるでしょう。ですが、外構工事がどのくらいの期間かかるかご存知でしょうか。今回は、そんな外構工事の期間について見ていきます。

外構工事の工期の目安

外構工事は一体、どのくらいの期間で完成するのでしょうか。特に、来客の予定がある場合や、他の工事との兼ね合いがある場合には、しっかりと把握しておきたいでしょう。まず、外構工事の目安は、工事内容によって大きく異なります。

簡単な工事の場合は、1日で完了する場合もありますし、大掛かりな工事の場合は、数週間必要な場合もあります。また、外構工事を依頼した会社のスケジュールや、取り寄せの必要な商品があるかどうかによっても変わってきます。

一番確実なのは、外構を依頼した会社に確認することです。外構工事を依頼する際には、日程表が組まれます。日程表を目安に外構工事の工期を確認するとよいでしょう。

おおよその目安として、自宅に駐車場を作る場合や、玄関アプローチを作る場合の土間コンクリート工事では、3日～1週間程度かかります。コンクリートの乾燥具合によって異なるので、乾燥しにくい冬場や、雨期などは、工期が長くなります。

つぎに、自宅周りや隣の家との境にブロック塀を作りたいといった場合は、3～4日程度かかると考えておきましょう。こちらも、規模や乾燥度合によって変わってきますが、乾燥しやすく、一般的な戸建てで作る場合には、３～4日程度で設置可能です。

そして、ブロック塀の他に、隣家との境などに設置する内容として人気なのは、フェンスですが、フェンスの場合も、2～3日と比較的早く設置できます。こちらも土台の状態などによって変わってきますが、既製品を利用するなどすると早く仕上がる傾向にあります。

その他には、カーポートの場合は、1～5日とサイズやデザインによって工期が異なってきます。門柱や、門扉は、1～2日と、作業が比較的少なくなるので、簡単なものであれば、早く完成します。どの作業も、デザインや、乾燥・土台の状態などによって異なりますが、目安として、このくらいかかると思っておきましょう。

外構工事の工期が遅れる要因

外構工事がスケジュール通りに進まないということもあるかと思います。では、何が原因なのでしょうか。工期が遅れる原因としては、さまざまな要因があります。まず、工期に大きく左右する要因としては、天気があります。これは乾燥にもかかわってきますが、雨が降っていると作業が進みません。

多少の雨なら作業を進める場合もありますが、多くの場合、雨を避けて作業します。特に、梅雨や台風シーズン、長雨になりそうな場合は、工期が遅れてしまうかもしれないと考えておきましょう。

このように梅雨や、台風シーズンは、工事が思うように進まないことや、この時期の工事依頼を避ける人も多いため、外構会社では、お得に工事ができるようにキャンペーンなどをおこなっている場合があります。その他の工期遅れの要因としては、商品の取り寄せにかかる期間というものがあります。

希望するデザインや、商品、必要な部品がそろっていない場合には、取り寄せに時間がかかることもあると考えておきましょう。その場合、あらかじめ外構を依頼した会社から説明があると思いますが、不測の事態が起きる場合もあります。

また、特殊な例としては、近隣からのクレームなどがあります。

近隣からのクレームは、思わぬ事態ですが、工事を中断することにもなりかねませんので、事前に近隣へ工事を知らせておいたり、隣の敷地に入る必要がある場合は、承諾を必ずもらうなどして、スムーズに工事ができるように配慮する必要があります。

工事業者によっては、事前に近隣に手土産など配布してくれる業者もいます。

万が一、工期が大幅に遅れてしまったら？

工事が外構工事業者の責任によって遅れてしまった場合や、工期が遅延することにより、損害が発生する場合には、遅延損害金が支払われる場合があります。これは、契約書に記載があるので契約書を確認しましょう。

ですが、天候など、外構工事業者ではどうしようもできない場合は、適応されませんので注意しましょう。雨天などで工事が遅延してしまうと、落胆してしまいがちですが、無理して工事を進めると、思わぬトラブルや強度の低下につながりかねません。

工期の遅延は、気になってしまいますが、工事の安全と、着実な工事内容を重視し、外構工事を進めましょう。

まとめ

外構工事の工期は、天候によって大きく左右されやすく、早いものでは、1日で完成する工事や数週間かかる工事もあります。工事の日程は工事業者がおおよそのスケジュールを組み、伝えてくれるので参考にしてみましょう。早く作業してほしいと思うかもしれませんが、工期にとらわれずしっかりと作業してくれることを重視しましょう。